いつかはやると思っていたが、とうとうプロペラを海底に当ててしまって意気消沈の『理屈コネ太郎』。加えて、デッキからキャビンへの漏水も発見してしまい、実に気分がブルーである。だけど私は挫けない。船でしかできないアソビや行けない場所があるのだから。船でしか味わえない驚きと感動と冒険があるのだから。
富津岬のそばにある千葉の某港にそそぐ幅20メートルほどの川を遡ろうと河口に侵入した。20メートルほど先にかかる橋の下をくぐれない場合を考えてデッドスローで進んでいると、ガガガガガガっと恐ろしい音が後方から聞こえてきた。とっさに水深計を見ると0.9メートル。あっちゃー。橋をくぐれるに注意するあまり、水深を見ることをおろそかにしてしまった。とてもよい勉強になった。
上の写真ではわかりにくいので、プロペラをアップにしてみよう。
川の底が平に整地されていたからだろう、左右両方のプロペラが同程度に損傷していた。
仕方ないから、もう帰港する事にした。エンジン回転を挙げると振動が激しくなるので、5knot程度の速度しか出せない。幸い、時間もあるし海も静かなのでゆっくり安全に変える事にした。
ホームマリーナに係留して、すぐにヤードの人に来てもらい診てもらったら、たぶんプロペラ交換だけで済みそうだとの事。エンジンやギアにまで損傷が及んでいたら出費が大きくなってしまうので、今のところ一安心。
修理点検が終わるまでの間は海に出られない。まあ、仕方ない。自分でやった事だから。
とにかく少し疲れたので、ちょっと休もうとキャビンに降りようと、足元を注意して階段を降りたところに、不審な水たまりを発見してしまった。
何度拭いても、じわじわと水が溜まってくる。クッションをどかして見てみると、木材に水が染みている。
その水が染みている木材をお見せしよう。
どうもデッキから水がキャビンに侵入しているらしい。本来は防水目的でシールされているので、こういう事は起きないのだが、何等かの不具合が発生したのだろう。
たぶん、新艇保証の対象になると思うのだが、原因分析がまず必要である。
やはり、船は信頼できるマリーナに係留するのが安心であ。『理屈コネ太郎』の場合はマリーナから新艇を購入したので、一年間の保証もついてくる。
『理屈コネ太郎』は乗り物は乗り倒すタイプなので、購入後すぐに色々な不具合が見つかってしまうことが多い。新艇保証で治す場合に係留マリーナに依頼できるのは本当に助かる。
と、まあ、今回はそういう事がありましたというご報告。
以上。
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